「動画編集でお仕事をしてみたいけど、何から始めたらいいか分からない…」そんな悩みをお持ちではありませんか?
本記事では、動画制作の基本的な流れから、必要な知識、機材・ソフトウェアの選び方、独学とスクールのメリット・デメリット、最初の案件獲得のための方法まで、動画編集のお仕事を始めるために必要な情報を網羅しています。
動画編集スキルを身につけることで、新しい収入源を獲得したり、自身の表現力を広げることができます。 さらに、収益化のアイデアや注意点も解説しているので、ぜひ最後まで読んで、動画編集の世界への第一歩を踏み出してください。
動画制作とは?基本的な流れと必要な知識
動画制作とは、企画から撮影、編集、そして公開まで、一連の工程を指します。まるで映画を作るような、クリエイティブな作業と言えるでしょう。 動画制作の基本的な流れは、以下の通りです。
- 企画段階: まず、動画の内容を決定します。ターゲットとなる視聴者層や動画の目的、伝えたいメッセージなどを明確にし、ストーリーボードやシナリオを作成します。
ターゲットに響く魅力的な企画を立案し、ストーリーを構成する能力が必要です。 - 撮影: 企画に基づき、実際に動画を撮影します。カメラや照明、音声収録など、必要な機材を準備し、撮影場所や撮影方法を検討します。
カメラの操作や構図、照明、音声収録など、撮影に関する基礎知識が必要です。 - 編集: 撮影した映像素材を繋ぎ合わせ、不要な部分をカットしたり、効果音やBGMを追加したりして、完成度の高い動画に仕上げます。
Adobe Premiere ProやAfterEffectsなどの編集ソフトを使いこなすスキルが求められる他、カット、トランジション、エフェクトなどの編集技術を習得し、視聴者の心を掴む動画を作成する必要があります。 - 公開: 完成した動画を、YouTubeやInstagramなどの動画共有サイトや、企業のウェブサイトなどに公開します。
動画を効果的に配信し、多くの視聴者に届けるためのマーケティング知識も重要です。
動画編集に必要な機材・ソフトウェアの選び方
動画編集は、クリエイティブな仕事として人気が高まっています。しかし、いざ始めようと思っても、どんな機材やソフトウェアを選べばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?この記事では、動画編集に必要な機材やソフトウェアの選び方について解説します。
まずは、動画編集に必要な機材について考えてみます。基本的には、パソコンと編集ソフトがあれば動画編集は可能です。しかし、より高画質でクオリティの高い動画を作りたい場合は、カメラやマイクなどの機材も必要になってきます。
カメラについて
カメラは、動画の画質を左右する重要な要素です。予算や用途に合わせて、一眼レフカメラ、ミラーレスカメラ、ビデオカメラなど様々な選択肢があります。一眼レフカメラは高画質で本格的な動画撮影に適していますが、価格が高めです。ミラーレスカメラは軽量で持ち運びやすく、近年では動画機能も充実しています。ビデオカメラは、動画撮影に特化した機能が充実しており、初心者でも扱いやすいのが特徴です。
しかし近年はビデオカメラはあまり使われずミラーレスが増えてきています。実際の現場では、SONYのαシリーズ(本体15〜50万位+レンズ5万〜30万位)が使われていることが多いので迷っている方にはおすすめです。
また、Blackmagic(本体15万〜40万+レンズ)も映像の質感やコスパが良く人気です。
AF速度 | 歪み | レンズ | 被写界深度 | ノイズ | |
---|---|---|---|---|---|
スマートフォン | 遅い | 大きい | 単焦点 | 非常に深い | 多い |
一眼レフカメラ | 早い | 小さい | 交換可能 | 浅くできる | 少ない |
最近の iPhone Proなどでは技術が進歩し、背景をボカしたりスマートフォンでも手軽にきれいなビデオや写真が撮影できます。
一眼レフカメラとスマートフォンの大きな違いは、オートフォーカスの速度が速く、ゆがみが小さい、レンズも交換可能な点です。
スマートフォンもカメラが3つ付いている機種もありますが、一眼レフでは自分の好きな雰囲気のレンズをセレクトできるので用途に合わせて交換できます。
また、一番気になるのがノイズです。カメラのセンサーの違いによりノイズの量が変わってきます。特に夜景などをキレイに撮りたいときには一眼レフでないとまだまだ難しいです。
マイクについて
マイクは、音声の質を左右する重要な要素です。動画編集では、クリアで聞き取りやすい音声が重要です。外付けマイクを使用することで、より高音質でクリアな音声を録音できます。
最近のiPhoneのカメラの画質はかなり良くなっていますが、音声を綺麗に録音するにはマイクなどを使用するのがオススメです。
三脚・ジンバルについて
インタビューの撮影時などでは、三脚で固定して撮影をするのが一般的です。ジンバルは手ぶれを軽減させるもので、移動しながらの撮影などによく使われます。最近ではスマートフォン用の道具もいろいろと販売されています。
動画編集ソフトについて
無料の動画編集ソフトもありますが、本格的な編集には有料のソフトがおすすめです。代表的な動画編集ソフトには、Adobe Premiere Pro、Final Cut Pro、DaVinci Resolveなどがあります。それぞれのソフトには特徴があるので、決めつけはしませんがシェアの多いAdobeを選んでおけば間違えありません。
動画編集のみであれば、Premiere ProがあればOKですが、アニメーションの制作や素材の編集などを考えるとCreative Cloudを契約して、Premiere Pro以外にAfterEffects、Illustrator、Photoshopなどが使えればベストです。
その他、3DCGなどを映像に組み入れたい場合は、CINEMA 4DやBlenderなどの知識や、作業に慣れてきたらプラグインを使って作業効率を上げることも不可欠です。
↓AfterEffectsプラグインの参考記事
独学 vs. スクール学習:それぞれのメリット・デメリット
動画制作スキルを身につけ、仕事に活かしたいと考えているあなたは、学習方法として「独学」と「スクールに通う」のどちらか悩んでいるかもしれません。どちらもメリット・デメリットがありますので、自分の状況や目標に合った方法を選びましょう。
独学のメリット・デメリット
独学で学ぶ場合は、目標を明確にし、計画的に学習を進めることが重要です。
メリット
- 費用が安く済む
- 自分のペースで好きな時間に学べる
デメリット
- モチベーションが維持できない
- 学習内容の理解度、実践経験の不足
時間や費用の関係でスクールに通えない方は、Udemyなどの学習システムの利用をおすすめします。セール時期などをうまく利用すればかなり安く購入できます。詳しくは下記の記事を参考にしてみてください。
スクールのメリット・デメリット
スクールに通う場合は、自分に合ったカリキュラムやサポート体制を提供しているスクールを選びましょう。
メリット
- 体系的なカリキュラムで基礎から実践まで学べる
- 講師から直接指導が受けられる
- 他の受講生との交流を通して刺激を受けられる
- 就職活動などのサポートが受けられる
- 分からないところを質問できる
- お金を払っているので元を取ろうと頑張れる
デメリット
- 費用がかかる
- スクールによっては時間が拘束される
どのスクールを選べば良いかお悩みの方は下記の記事を参考にしてみてください。
スクールに通う費用が気になる方は、働いているほとんどの方が対象となる「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」の補助金の利用をおすすめします!最大70%キャッシュバックされる制度なので是非ご活用ください。(私も使わせていただきました)↓下記の記事を参考にしてみてください。
最初の案件を得るためのネットワーキングとマーケティング方法
動画制作のお仕事を始めたいあなたにとって、最初の案件獲得は大きなチャレンジです。適切なネットワーキングとマーケティング戦略を用いることで、あなたのスキルを活かせるチャンスを掴むことができます。
アピールの場をつくる
まずは、あなたのスキルをアピールできる場を積極的に探し求めましょう。動画制作のコミュニティやオンラインフォーラムに参加することで、同じ志を持つ仲間と繋がり、情報交換や仕事依頼の機会を得ることができます。また、ポートフォリオサイトやSNSを活用し、制作した動画を公開することで、潜在顧客にあなたの存在を知ってもらうことも重要です。
マーケティング施策
次に、ターゲットとなる顧客層を明確化し、その層に効果的なマーケティング施策を実施しましょう。例えば、フリーランス向けの仕事紹介サイトや、動画制作を依頼したい企業のウェブサイトに情報提供し、案件獲得に繋げることが考えられます。また、動画制作に関するブログや記事を執筆し、自身の専門性をアピールすることで、顧客からの信頼を獲得することも有効です。
また、動画制作関連のイベントやセミナーに参加し、業界の最新情報や人脈を獲得しましょう。積極的に営業活動を行い、潜在顧客にあなたのサービスを提案することで、仕事依頼に繋がる可能性も高まります。
動画編集で生計を立てる!収益化のアイデアと注意点
動画編集スキルを活かして、安定収入を目指したいと考えている方も多いのではないでしょうか?動画編集で生計を立てるには、いくつかの注意点を正しく理解する必要があります。
動画編集で収益を得る方法は様々ですが、例えば、企業の動画制作を受注したり、自身のYouTubeチャンネルで広告収入を得たり、動画コンテンツの販売といった方法上げれます。自分の目標やスキルに合わせて選択しましょう。
収益化のアイデア
下記は一例です。ご自身の得意分野などをベース考えてみてください。
- 企業の動画制作: 企業の宣伝動画や説明動画、商品紹介動画などを制作することで、安定収入を得られます。
- YouTubeチャンネル: 独自のコンテンツを制作し、広告収入を得ることができます。
- コンテンツ販売: サイトにオリジナルの動画をアップして収入を得ることができます。
注意点
動画編集で生計を立てるためには、高い技術力と安定した仕事量を確保することが重要です。そのためには、常に最新の編集技術を学び、自身のスキルを向上させ続ける必要があります。また、顧客とのコミュニケーション能力や、納期を守る責任感なども求められます。
と、ここまでは他のクリエイティブ系の仕事と同じですが、下記の内容は日々注意する必要があります。
著作権や肖像権に関する知識も必要
動画編集には、音楽や画像などの素材を使用することが多く、これらの素材の利用には、著作権の許可が必要になります。また、人物を映す場合は、肖像権の侵害に注意しなければなりません。
この記事について
動画編集スキルを習得すれば、新たな収入源や表現手段を獲得することができます。
本記事「【お仕事にしたい方必見】動画の作り方・動画編集の学び方」では、動画制作の基本から収益化の方法まで、具体的なステップを紹介しました。
独学かスクールか、自分に合った学習方法を選び、積極的に行動することで、動画編集の世界で活躍できる道が開けていきます。ぜひ、今日から動画編集に挑戦してみてはいかがでしょうか。