当記事では、PCやモバイル用のバッテリーとして、安全性の高いリン酸鉄イオンバッテリーで大容量の商品をご紹介します。
きっかけは、Mac book Proを使用しているのですが、20000mAh程度モバイルバッテリーでは満タンにならず、仕事帰りには充電したバッテリーも一桁なんてことも多くありました。
そしてどうせ買うならと、30000mAh程度で安全性の高いリン酸鉄イオンバッテリーの商品を探したところ下記の２機種が候補に挙がりました。
１つ目は「ELECOM DE-C41-30000」モバイルバッテリーとしては大きいが、手持ちもありなんとか持ち運べる重さ。
２つ目は「Jackery explorer 100 plus」モバイルバッテリーよりも見た目はポータブル電源。
DE-C41-30000とExplorer 100 plusの性能を比較
| ELECOM DE-C41-30000 | Jackery Explorer 100 Plus | |
|---|---|---|
| バッテリー容量 | 3.2V 30000mAh | 3.2V 31000mAh |
| 充電時間 | 約5時間10分 ※45W以上のAC充電器を使用 | 約１時間48分 ※100W充電の場合 |
| 入力ポート | USB-C ×1(45W) | USB-C ×2(100W) |
| 出力ポート | USB-A ×1(7.5W), USB-C ×1(45W) | USB-A ×1(18W), USB-C ×2(100W) |
| 本体重量 | 760g | 965g |
| サイズ | W92.2 x H181 x D42mm | W126 x H86.5 x D87mm |
| 電池種類 | リン酸鉄リチウムイオン電池 | リン酸鉄リチウムイオン電池 |
| サイクル数 | 1000回 | 2000回 |
| 機内持ち込み | 可 | 可 |
| 価格 | ¥14,900 | ¥15,900 |
| 保証期間 | １年間 | ２年間 |
| 付属品 | USB Type-C to Cケーブル(1.0m)、 お名前ラベル2枚、お名前タグ | USB Type-C to Cケーブル DC8020→USB-Cアダプター |
| その他の特徴 | 生活防水レベルのJIS保護等級IP44に 相当する防水・防塵タイプ | 最大100Wのソーラー充電（別売り）に対応 |
「ELECOM DE-C41-30000」と「Jackery explorer 100 plus」の性能を比較しました。両製品ともリン酸鉄リチウムイオン電池を使用し、販売価格も同程度なので下記では用途やサイズ、デザインなど項目毎に比較しています。
性能比較
- バッテリー容量と持続時間
どちらの製品がより長時間使用できるか、また実際の使用シーンにおける持続時間の違いを説明します。
| ELECOM DE-C41-30000 | Jackery explorer 100 plus | |
| 出力ポート | 3.2V 30000mAh | 3.2V 31000mAh |
| サイクル数 | 1000回 1,000サイクル放充電後も、 初期容量の80%以上を維持 | 2000回 2,000サイクル放充電後も、 工場出荷時の容量の80%以上を維持 |
- ポートと接続性
どちらの製品が多様なデバイスに対応できるか。
| ELECOM DE-C41-30000 | Jackery explorer 100 plus | |
| 出力ポート | USB-A ×1(7.5W), USB-C ×1(45W) | USB-A ×1(18W), USB-C ×2(100W) |
- 充電時間と効率性
どちらがより早く充電できるか、またソーラーパネルなどを利用した充電の効率性について。
| ELECOM DE-C41-30000 | Jackery explorer 100 plus | |
| 充電時間 | 約5時間10分 ※45W以上のAC充電器を使用 | 約１時間48分 ※100W充電の場合 |
充電時間では100Wに対応しているJackery explorer 100 plusの方が圧倒的です。
ELECOM DE-C41-30000は、本体充電用ケーブルを接続したままで、スマートフォンとモバイルバッテリーを充電することが出来ます。Jackery Explorer 100 Plusはソーラーパネル（40W、80W、100W）に対応するなどそれぞれ特徴があります。
ユーザビリティとデザイン
- 携帯性
持ち運びやすさ、重量、サイズの比較。
| ELECOM DE-C41-30000 | Jackery explorer 100 plus | |
| 本体重量 | 760g | 965g |
| サイズ | W92.2 x H181 x D42mm | W126 x H86.5 x D87mm |
| 持ち運びやすさ | 持ち手付 | 掴むところはない |
持ち運びの面では、サイズも小さく重量も軽い、持ち手もついているELECOM DE-C41-30000がよいでしょう。リュック等であればJackery Explorer 100 Plusも持ち運び可能です。
- デザインと操作性
見た目や操作のしやすさについて、ユーザーが使いやすいと感じるポイントを比較。
ELECOM DE-C41-30000は黒と白の２種類。縦長なのでスリムに見えるが実際購入すると思っていたよりも大きく感じます。Jackery Explorer 100 Plusは、ポータブル電源のイメージが強いせいか？思っていたよりも小さく感じで可愛らしい印象です。また、数字でディスプレイ表示されるので分かりやすい。
価格とコストパフォーマンス
- 価格比較
両製品の価格差とコストパフォーマンス
| ELECOM DE-C41-30000 | Jackery explorer 100 plus | |
| 価格 | ¥14,900 | ¥15,900 |
ELECOM DE-C41-30000は、¥25,212となっていますが、公式サイトのエレコムダイレクトで¥14,900で販売されています。
Jackery explorer 100 plusは、¥15,900ですが、Jackery公式サイトでクーポンプレゼント（最大30,000円）がプレゼントされます。←だいたいの方が2,000円当たるようなのでJackery公式サイトからの購入がおすすめです。
- サポート・保証
購入後のサポート体制や保証について解説
保証期間はELECOM DE-C41-30000が１年間に対して、Jackery explorer 100 plusが２年間になります。また、Jackeryは初期不良の対応などのレスポンスもよく、レビューなどでも高評価です。
対してELECOMは日本企業（日本法人、韓国法人）の安心感があります。
リン酸鉄リチウムイオンがおすすめの理由
| リン酸鉄リチウムイオンバッテリー | 三元系リチウムイオンバッテリー | |
|---|---|---|
| エネルギー密度 | 低い (約90-120 Wh/kg) | 高い (約150-250 Wh/kg) |
| サイクル寿命 | 長寿命 (約2,000〜5,000サイクル) | 短い (約500〜1,500サイクル) |
| 安全性 | 高い安全性（熱暴走のリスクが低い） | 比較的高いが、LFPより熱暴走リスクがある |
| コスト | 比較的安価 | 高価 |
| 作動温度範囲 | 広い (-20°C〜60°C) | 通常範囲 (-20°C〜45°C) |
| 重量 | 重い | 軽い |
| 放電特性 | 安定した放電性能 | 高エネルギーが必要な場合に優れる |
| 環境への影響 | リサイクルが容易 | コバルトの使用により環境負荷があることがある |
リチウムイオンバッテリーよりも過放電や過充電による熱暴走のリスクを抑えられる「リン酸鉄リチウムイオンバッテリー」の人気が高まっています。
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは「電気自動車（EV車）」や「太陽光発電システム」「バックアップ電源装置」などにも使用されていて、今後さらに多くの製品でこの技術が採用される可能性があります。
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーのメリット
- 高い安全性
LFPバッテリーは熱暴走のリスクが低く、過熱や短絡による火災や爆発の可能性が少く安全です。 - 長いサイクル寿命
充放電サイクルにおいて劣化が少なく、2,000〜5,000回以上のサイクル寿命を持つため、長期間の使用が可能です。 - 安定した放電特性
LFPバッテリーは放電時の電圧や電力供給が安定しています。このため、特にエネルギー貯蔵用途に向いています。 - 広い作動温度範囲
低温や高温環境でも動作が安定しており、-20°C〜60°Cの幅広い温度範囲で使用可能です。 - 環境への影響が少ない
コバルトやニッケルを使用せず、リサイクルが容易で、製造および廃棄時の環境負荷が比較的低い。
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーのデメリット
- 重い・大きい
他のリチウムイオンバッテリーと比べエネルギー密度が低いため、同じ容量を得るためにはより大きく重いバッテリーが必要になります。 - 市場での選択肢が限られる
特定の用途においては、三元系リチウムイオンバッテリーの方が一般的であり、LFPバッテリーの選択肢が限られている場合があります。
口コミ
- ELECOM DE-C41-30000
安心安全日本製!! しかも高寿命
最近買った中華性(Alf○x)の30,000mAhのリチウムイオンバッテリーがアッという間に故障。
大容量のモバイルバッテリーともなると値段も高いため，安心の日本製が良いと思いこちらを購入。
使った感想を書いてみる。
良い点
・リン酸鉄搭載。長く使うものなので耐久性が高いのは非常に有難い
・PD出力可能。
・入出力コネクタを分けた無理のない設計で，より高い耐久性を考えている。
・日本製の安心感。保証期間も1年(リン酸鉄の高耐久を謳っているので，2年くらいあると有難いが)
・省電力充電モードがある。
残念な点
・重い (大容量かつリン酸鉄のエネルギー密度的に仕方ないところ。でもやっぱり第一印象は「重い」)
・大人が使うにはデザインが・・・(入出力を分けた分，分かりやすさ重視のデザイン？)
・入力45ｗMAXなので，満充電までに時間がかかる。理論的には2時間だが3時間弱はかかる。
・少し高いかね。(日本製とリン酸鉄搭載を考えれば妥当だとは思うけど，中華性跋扈の業界だとね)
総合的に見たらかなり良い商品。これは間違いない。長い付き合いができることを期待している。
珍しくリン酸鉄を搭載し，30,000mhAの大容量の商品は攻めてると思うので評価したい。
最近セールばっかで全然売れてないようだが(笑)
大きさがデカいです
非常時に使うために買ったので問題は無いのですが、大きさに驚きました
重いしデカいですから日常に携帯するには重いのと大きいので不向きです
私は家に非常用に置くので問題はありません
もう一つ、バッテリーの残量を示すLEDの明るさが非常に暗くて蛍光灯の下では近寄らないと確認出来ないぐらい暗いです
それ以外はバッテリーの容量も大きいので緊急用には満足です
リン酸鉄
リン酸鉄なので安心して使用出来ます。
買った理由は、リン酸鉄で安全性が高いのと、細長くてカバンに入れやすいから。
蓋がゴム製でぺこぺこして安っぽい。出力がTyape-AとType-Cが１つずつで、出力は7.5Wと45Wまでと小さい。繰り返し使えるのは1000回（カタログ値）と、他社の半分ほど。 買った理由は、リン酸鉄で安全性が高いのと、細長くてカバンに入れやすいから。 形に拘らないのなら、他社のものがいいですよ。
- Jackery Explorer 100 Plus
ちょっと重いけど、かわいくて、使える小さなJackery
届いたオレンジ色の箱を開けてみて、出てきた”ちびJackery”のキュートな外観にまず感動。手のひらサイズなのに、ちゃんとJackeryのポタ電している。ハンドルが省略されているところが、ちょっとだけ惜しい。
モバイルバッテリーとしては少々重たいが、99Whの容量がありUSB-PDにも対応しているので、1～2時間ならノートパソコンも動かせる。外出先でスマホを充電する程度の用途だったら、半日やそこらで容量を使い切るのはたぶん無理(笑
現在のところ普段使いのほか、車中泊の相棒として兄貴分の708、300 Plusといっしょに活躍してもらっている。停電時などの備えとしても、頼りになると思う。
使える奴
入出力100Wが秀逸。ポータブル電源とはいかないがモバイルバッテリーとしては使い勝手が良い。ソーラー充電に問題あるのはDC8020→USB-Cアダプターが付属しないため、工夫が必要。可愛いに尽きる。
生活のお供 六十の手習い
可愛い
手の平にぴったり
老人には重たいけど、本当にぴったりだった
iPadとタブレットと携帯の充電は、これから可愛い貴女のお世話になるわ
買い足したソーラーで充電の実験中
かわいい！カッコいい！
とてもかわいく、そしてかっこいい！
使い方も簡単で、軽く持ち運びやすくて、日常使いにバッチリです。
